note始めました
noteにアカウントを作りました。
今後の文章の発表の場は主にそちらになります。
https://note.com/anime_ecopsy/
このブログは、古い作品となってしまいましたがまだまだ価値のある「マリア様がみてる」の解題の試みの記事として残します。
時折更新することがあるかも知れません。温かく見守ってくださいね。
YouTubeチャンネルはじめました
YouTubeチャンネル「アニメーションとアフォーダンスと」はじめました。
あわせて、このブログも「アニメーションとアフォーダンスと」にタイトルを変更しました。
長らく休んでいたこのブログも、賑やかになるかもしれません。
よろしくお願い申し上げます
あけましておめでとうございます。平成29年(2017)1月2日(月)
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性差についての雑論
性差というものは、厳然として存在する。身体の構造の違い、臓器の違い、臓器の違いに由来するホルモン、恒常性の違い。おそらく「月経を典型的身体的男性は1回も経験しない」ということは大きな差を生んでいるだろう。だから、典型的身体的男性には「月経前症候群」が無い。これが身体的・社会的な大問題を引き起こす。
たとえば、「生理」「生理不順」が話題として扱われているマンガや小説(アニメ化されているもの含め)は、私が出会ったものとしては「海がきこえる」「神戸在住」くらいしかない。その他には、確か「水色時代」がこれを扱っていたか。
また、様々な疾患の罹患率をみても、そこには性別の差はしっかりと現れてしまう。全身性エリテマトーデスやリウマチ、慢性甲状腺炎(橋本病)などの自己免疫疾患は、どうしても「女性」に多い。摂食障害もまた然り。その一方で、男性にも乳がん患者がいることはあまり知られていないだろう。
「出産」が、典型的身体的女性にしかできない、ということも、社会的な問題を引き起こす。しかも、日本では出産時のトラブルで死亡する新生児や母体が極端に少ないせいか、出産という一大イベントが生死を賭けたものだということに思いを馳せることができる人は極めて少ない。だから訴訟沙汰になりやすい。
「完全な人工子宮」の発明・成功は、それゆえに社会に大きなインパクトを与えるだろう。こんなことを扱っているのは、清水玲子くらいか?私の知識はあまりにも貧弱で、これくらいしか出て来ない。
しかし、遺伝子の違いが男性、女性を決定しているのかといえば、それは全く違う。典型的身体的男性は多くがXY型だが、これでもちょっとの「手違い」で女性の身体構造になりうる。その逆もまた然り。男女の身体的な違いがどうやって生じるのか、という点については、未だに謎だらけである。性分化疾患というのは、それだけ複雑怪奇なのだ。
さらに言えば、同性に性的興奮を覚えるということは実は稀なことでは全く無いし、どちらの性を愛するかはSexual Orientation、つまり「性的位置づけ」の問題であって、障害とは見なされない。
問題を最もややこしくしているのは、性という身体性の問題が社会化するときに起こる様々なことなどなどの問題だと言えるだろう。「家族」「家族制度の崩壊」と言うと、典型的古典的家族ばかりが思い浮かんでしまうヒトが多いのも、そのためだろう。
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杉浦日向子原作・原恵一監督アニメ映画「百日紅」感想。
公開初日5月9日、アニメ映画「百日紅」を見に行きました。
そうです。これは「映画」ではなく、「アニメ映画」です。アニメでしかできない表現を、江戸時代の浮世絵と合わせようとして、まあ、少し違和感はあるのだけれど、それを目指しました、それでいくつかのことが出来ました、そしてそれは今の日本の現実とつながっています……という、アニメの作り手の思いが伝わってきます。
「面白かった?つまらなかった?」
さあ……?
「感動した?」
「絵と動きにね。」
「じゃあどんな感想を持ったの?」
「お猶が可愛かった。」
そう、お猶が可愛く描かれていたのだ。これが原作と大きく異なる点であり、難しい感想を求められる点の一つだと思う。
「それだけ?」
いや、それだけではない。杉浦日向子の原作を読んでいると、作り手の思いがさらに伝わってくる。「あの作品を、事もあろうにアニメにするとは、自分たちは無謀な挑戦をしたものだ。しかし、作りたい。あの作品に劣らない作品を作りたい」という感じかな。
すると、主な感想はこうなる。
「へぇー」「へぇー」「へぇー」
後で思い起こしてみると、「勉強をした!」という感想が一番自分の思いに近いのだ。
そして、「あともう一度は見なおしてみなければ、なにか書くのは難しい」と思った。しかし新鮮なうちに書いておかなければならないこともあると思うので、とりあえず書いてみることにした。
ネタバレOKな方は続きをどうぞ。
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引越を取りやめました
先日、ブログを引っ越す告知をしたのですが、いろいろ考えた結果、このままこのブログをここに残すことにいたしました。
ネット回線を変えたことに関連していたのですが、結局このブログを使い続けることになりました。
ここのところの更新頻度を考えると、これからもほとんど記事が書かれない状態というのが続いてしまうと考えられますが、ご容赦ください。
「マリみて」も「祐巳・祥子編」でいちどエンドマークを迎えたこともあり、考察する内容も少なくなってきております。これからは他の作品について、なにか考えたことがあるときにはアップする、という形になるかと存じます。
半休眠状態のブログですが、よろしくお願いいたします。
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「異国迷路のクロワーゼ The Animation」総評
日本人の女の子、湯音がパリの街にやってきて触れる様々な物語、というのがこの物語の全体像といえるだろう。その中で、主人に当たるクロードやオスカー、日本に憧れるアリストの交流が描かれ、その交流の中で触れる様々な出来事二同心を動かされていくか、という物語である。
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iM@S KAKU-tail Party DS」 3rd night - E
ニコニコ動画「アイドルマスター」タグにて先日開催された動画祭「iM@S KAKU-tail Party DS」第3夜ラストを飾った作品群。
「全体的にどうなってんだ」と言いたくなるような技術の高さ、技術はなくても正にオーラスにふさわしいコンテンツを持つ映像と、粒ぞろいである。
各動画は2分の縛りがある。「2分の映像で物語を作れ」「2分の音楽でプロモーションビデオを作れ」などの課題が与えられている、と言っていい。これをこなすのはなかなかの力量が必要である。
大学でアニメーションやデジタルコンテンツ制作を教える、アニメーション学科やマンガ学科、デジタルコンテンツ学科を設置するなら、それらを作ることが出来るだけでは足りない。一般教養(リベラルアーツ)とアニメーション、デジタル動画等が一つになって学問として成立するところにこそ、大学に学科を設置する意味がある。そのことを確認しながら、この動画をお楽しみいただきたい。
上記の作品中手書きアニメーション作品だったもの
その他の単品で、手書きアニメーションを含むもの
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