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瞳子ちゃんは愛らしいのですっ

「マリア様がみてる〜春〜公式サイト」第2期が終わりましたね。これで終わりにしてもよく、続きを作ることもできる、ということでしょうか。特集2時間、のように作るのなら、もっと余裕のある作品になるかもしれないし・・・しかし、「ミカヅキ」の例もあるし。・・・第3期を望む声も多いだろうなあ。

第13話(通算26話)について。
そつのない作りでしたね。脚本に関しては「何と大胆な省略だろう」というほどに端折ってある。絵コンテは「そつがない」。・・でも結局瞳子ちゃんの魅力は十分に出ないまま。原作のエピソードで与えられた「上級生・祐巳さまに翻弄される後輩」のようなロールを、さすがにあの時間の短さの中では十分に発揮できなかったと言うことなのかしら。ちょっと悔しいですね。今回の彼女はどこまでも「添え物」と言うことで。そこまで力を入れようとすると、尺が足りないでしょうね。アニメだけ見ているひとでは彼女のファンになるひとは少ないかも。悔しいなあ。
とこちゃんは気配り屋で、慎重派で、おそらく蓉子様以上のお節介焼きで、いたずら好きで。レイニーの「祐巳さま」とか、可南子ちゃんとか、いじけているひとを見ると直情的になって過激な、迷惑なお節介を焼き始めてしまう。そんなところは十分には見えてこなかったですよね・・

今回力が入っていたのは、特に柏木氏と蓉子様でしょうね。「彩子」さんと「おばあさま」にも力は入っていましたが、それは「祐巳と祥子」を際だたせるため、のようだったと思います。柏木氏が非常に真剣な表情だったのがヒットです。あのシリアスな状況においてさえ、彼は彼を演じることを忘れず、かといって気遣いがないのではない。蓉子様は祐巳の前では「お姉さまのお姉さま」らしくしようとはしていても、ひとりになると力不足の情けなさや嫉妬の混じった表情を見せる。だいたいにおいて、アニメでそこまで表情を作ることができるようになったということ自体、技術は発展途上なのだなと思うのです。
柏木氏は、蓉子様と一緒にいても数に入らないようにしていることができる・・・「なにもしない」ができるように描かれていたかも。アニメでは、柏木氏と蓉子様は、祐巳と祥子を2人だけにすることを考えて、庭に残ったようになっていましたね。
・・・庭、そういえば、小説の話と全然違いました。

今回印象に残ったカット。生徒会室の散らかり具合。それだけで、仕事の量と、人手不足がわかるという。それを2人だけで処理していた志摩子さんと乃梨子ちゃんが「てんてこ舞い」だったり「途方に暮れて」いたりするのが目に浮かぶのです。
その2。祥子様のいた部屋。風に揺れるカーテンと、その部屋の薄暗さ。力無く倒れている祥子様は、「レイニーブルー」の回で約束を反故にされた祐巳とほとんど同じ。

何故祥子はあそこまでひとりで背負ってしまうのだろうか。それでも、自分の甘えに気づいた。何もしなくても祐巳には伝わっていると言うことが思いこみだと知った。何よりだと思うのだ。・・・小説ではそれ以降、感情や想いをぶつけ合う紅薔薇姉妹の姿が描かれるので、読んでおられない方是非ご一読を。

柏木氏の気遣いはたぶん、祥子には通じていない。祥子は気づいていない。だから、「柏木さんじゃだめなの」というのは、彼こそが身に染みて知っているのだろう。などと考えることもある。

瞳子ちゃんの魅力を知っていただくためにもっ。アニメを見た方は、ぜひ小説をお読みになってくださいまし。

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コメント

庭というか、あのお屋敷も、私のイメージしていたものとはずいぶん違いました。さらに、祥子さまがいた部屋も。あ! 瞳子ちゃんのついてのコメントじゃなくてすみません。

投稿: ワトソン | 2004年9月26日 (日) 15時54分

そうなのですよね。私のイメージしていたお屋敷も違うものだったので、ありゃ!と。祥子様のいた部屋もそうですね、確かに。窓が開いていたし。カーテンが風に揺れているのを描くには必要だけれど・・・
細かなところから、いろいろなところがしのばれるのが、小説の方のお話ですよね。アニメの方は、シーンが「見栄え」で選ばれることもあるし・・・それに、うっそうとしてしまっている庭って、実は描くのが大変かも・・・いろいろある気がしますね。
とこちゃん(と勝手に呼んでいる)には、小説でももっともっと活躍して欲しいです。もっともっと「祐巳さま」に振り回されて欲しいですっ。

投稿: 冬紫晴 | 2004年9月26日 (日) 22時31分

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