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感想:マリア様がみてる「イン ライブラリー」その2

「イン ライブラリー」を読み終えたあとで飛び込んできたのが、スマトラ島沖地震と、それによる津波のニュースでした。確かに、「インドネシアで大きな地震があった」というニュースを、26日のニュースで聞きました。その時は「日本での津波の心配はありません」と報じられたのを、「なるほど」としか受け取っていなかったのですが……報道において地震規模に比べて被害が小さすぎるときは、なかったのではなく伝わっていないだけのことが多いのを忘れてしまっていました。

さて、「マリみて」のお話です。新刊「ライブラリ」では、単行本書き下ろしの中で、唯一「のりしろ」でない体裁を持っていたのが「ジョアナ」でした。初めて、瞳子ちゃん主人公、彼女の視点での物語になりました。あるいはその雰囲気から「冷たさに驚いた」「顔をしかめた」という感想を見かけますが、前回でも述べたとおり、私にはこれこそ瞳子ちゃんであるという確信を得られたため、違和感は全くなかったのでした。
また、分量が少なかったことから「中身が薄い」という意見もありました。確かに駆け足であった印象があり、結論を急ぎ過ぎ、焦っているようにも感じました。しかし、内容が薄いわけではないのです。短い印象を受けるのは、おそらくここでも断片化が起こっていたからなのでしょう。内容を追うためには、それらをつなぎ合わせる必要があるのです。
実は今回の新刊書き下ろし部分の半分には瞳子ちゃんが登場しています。ページにしておよそ30ページあれば、相応の内容を持たせることが可能です。祐巳から見た瞳子ちゃんが描かれていたものとしては、実は長い方でしょう。
また、「チョコレートコート」に関して、三奈子さまを登場させ、「チョコレートコート」の当事者2人と親しい彼女の口から「それより私、誤解していたかもな」などの発言があったため、その印象がどこからきたのかを考えるだけでもかなり大変なものがあります。
さらに、「ジョアナ」がどのような人形であったのかを知ると、たった7ページでありながら、その内容は非常にシリアスで重いことが見えてくるのです。「エヴァ」の「アスカ」とのつながりは、ここから連想されたものなのです。

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コメント

コメントありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。
マリみては凄い人気みたいですね。

投稿: 囲碁 | 2004年12月31日 (金) 17時01分

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