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2005年3月の投稿

地球の活動

 ごきげんよう。

 ここ最近、とある理由でほとんどTVも見ない、新聞も読まない生活になっていたため、福岡の地震についての情報を手に入れるのが不覚にも遅くなってしまいました。
 そんなことを考えていたら、3/29/2005の未明、スマトラ島沖でまたマグニチュード8.5の地震が発生したニュースがネットに載りました。日本には津波の来る確率は極めて低い(心配はない、というのはそのようなこというはずです)ようですが、インド洋には津波のおそれがあるわけです。

 地震にしても、津波にしても、その発生メカニズムの基本はとてつもなく単純なんですよね。プレート型と呼ばれる地震の場合、こんな感じです。たわんだバネを支えきれなくなると跳ね上がる。そのついでに振動が起こる。跳ね上がったところが海底だと、その上にある水がボヨンと波打つ。その規模が地球規模なので、とんでもなく大きくなってしまうわけですね。
 地球の活動の一つとはいえ、影響が大きいものです。

 「マリアさまが見てる 妹オーディション」発売まであと…3日!3日ですよ!ぎゃう〜待ちきれなくて悶えてます。
 その前日には、「エマ」5巻が発売されますね。

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「不器用姫」初感・第二感・第三感

 ごきげんよう。

 論文を書かなければならないというのに、気力がある分をデスクトップの模様替えに費やして朝になる始末。大ボケでございます。いい加減にしましょう、わたし。
 「妹オーディション」表紙の記述について、まだ間違いがございました。祐巳さんと由乃さんのエプロン、正確にはおそろいではございませんね。祐巳さんのは肩ひもがフリフリつきです。由乃さんのはフリルついていませんが、それでも強力です。

…まだ変なスイッチが入ったままのようです。この絵を見るたびに変なスイッチが入ってしまうのかもしれません。やりすぎです。

 で、Cobalt2005年4月号収載「不器用姫」のごく簡単な感想を上げておきます。

 第一印象:こんなやりきれないこともありますねぇ
 第二印象:なかなかうまくいかないものですね

 第三印象:もしかしてこれは…「涼風さつさつ」の祐巳と可南子ちゃんの間に起こった出来事と多くの共通点がある?出来事としてすごくよく似ていて、中身の受け止め方が少しずつ違う、そして、描く視点が違うもののようですね…

 詳しい話は、後ほどということにいたしましょう。

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マリみて新刊「妹オーディション」表紙…とそれに向けて

 新刊のタイトルが発表されてからおよそ2週間ほど経ちまして、新刊の発売までも残すところ後2週間…というところで、「MANGAOH CLUB[マリア様がみてる]」に、新刊の表紙が紹介されております。


……
………?

め、めめめめめめメイド服~!?
 
祐巳ちゃんと由乃さんが

メイド服~!!!??

……?

 いや、違います。いつもの制服の上におそろいの白いエプロンをしているだけです。
 しかし、祐巳ちゃんのリボン、白いです!
 由乃さんまで白いリボンしてます!しかも、頭の上にちょうちょ結びしてありますっ!!猫耳に見えなくもありませんっ!(強引)たとえ中身がアレでも、これで「ごきげんよう」とかわいらしく挨拶されたら令さまでなくてもたまったものではありませんっっ!
 一体何人の一年生を悩殺してゲットするする気なのでしょうかっ!!!

 しかし、メイド服にしか見えませんっ!
 制服が黒いから。
 エプロンは令さまの趣味か!

 それとも、単に学校の指定のものかな?
 …もしそうだとすると、調理実習のときには…祥子様のメイド服風とか…乃梨子ちゃん・可南子ちゃん・瞳子ちゃんは同じクラスだから、3人がそろってあの格好で…うぉぉぉ

 しかも、ティーポットにミニケーキ。英国風なのかな?「エマ」ファンなのにそこのところがまだよくわからない。

ちょっと、いや、思いっきりとちくるってしまいました。あははははは…暴走しすぎです。ゴメンナサイ。変なスイッチが入ってしまってます(by森薫)

 ちょっとまじめに。小さな部活動(山百合会幹部(薔薇の館の方々)もその一形態と同等です)では、こじんまりとしているためにまとまりがよい反面、上級生や下級生と知り合う機会が少なくなるのはある意味仕方のないところなのですよね。それが、憧れや隔離と相まって、ますます増幅してしまっているのが、薔薇の館なのだと思うのです。そのメリットはこれまで以下さてきている面もかなり大きい(白チビ聖さま、志摩子さん、乃梨子ちゃん、おそらく瞳子ちゃんも可南子ちゃんも、由乃さんも)のですが、「妹選び」という意味では機会が減るというデメリットがあります。それを今回の「オーディション」に変わる「お茶会」でどうにかしようと言うことになる、というわけですけど、一つの交流会として面白いことも間違いないでしょう。
 準閉鎖環境であるが故に、シェルターになりうるメリットと、距離が離れすぎるデメリットを、どのようにバランスを取っていくか。準閉鎖であるということは、準開放であるということでもあるのですが、これまでは「準開放環境」としての薔薇の館、という面をどのようにしてその機能を生かすのか。実は面白い局面にさしかかっていますね。かつてのバレンタインイベントでは、薔薇の館に一般生徒が大勢入ってくる、まではいきましたが、積極的交流こそが目的になるであろう今回のイベント、かなり面白そうです。

 その中で気になるのは、可南子ちゃんと、特に、何より、瞳子ちゃんの動向です。大勢の人が集まる可能性があるそのイベントに、彼女は果たして参加するのだろうか?と。むしろ、遠慮してこない気がするのですよね。そして、帰って深みにはまってしまう可能性も…
 柏木氏が絡んでくるとしたら、そのあたりかな?
 それとも今回は、由乃さんの物語に集中して、彼の出番はなしかな?
 いずれにしても、イベントの意味がかなり大きく、剣道の練習試合以降にも影響を与えそうな気がします。
 追いつめられた感じのする由乃さんだけでなく、祐巳にとっても、瞳子ちゃんや可南子ちゃんにとっても正念場のような気がします。
 令さまは…たぶんリリアン女子大に持ち上がるのでしょうね。それを考えれば、由乃さんに妹ができることの方がイベントとしては大きいのかな?ここは案外、問題の解決能力が高い(「黄薔薇革命」「黄薔薇注意報」参照。周囲の力の借り方も、自分たちでの解決能力も、他の薔薇様よりも上のように感じられます)ので、ちょっと楽しみです。
 祥子様の方は…進路に関しても、いろいろと問題がありそうです、というより、問題山積しすぎで、柏木氏が絡まないわけがないとも思うのです。さて、どうなることやら。

 まわりの声に焦らされずに、じっくりと物語を書いていただきたいな、と、一読者としてはそんなことを考えるのです。私は引っ張られるより、登場人物の扱いが丁寧でなくなってしまうのがもの悲しいなと。彼女らはすでに仮想の存在であり、ぞんざいに扱われるべきでない、消費されるべきではないと思うのです。

 というわけで、最後はきちんとまとめてみました。
 失礼いたしました。

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蔦子さんのカメラ:本当に怖い「成績の全体的かつ急激な低下」

ごきげんよう。
「神戸在住(7巻)」(講談社アフタヌーンコミックス)の解説があまりに短かったので、ちょっとだけ説明します。
「神戸在住」という作品は、その名の通り、東京から移って神戸に住んでいる大学生の女の子によって語られる物語です。神戸ですから、もう10年も経ってしまいましたが、兵庫県南部地震(震災)の話も登場します。京都・和歌山・奈良・大阪・神戸・姫路など(ウチナーグチも登場する)多様な方言や、ペンだけで描かれた絵など、特徴が多い作品です。
 7巻では、主人公の憧れの人が亡くなるという、フィクションですが、追悼のような物語を含んでいたこともあり、即座に手に入れたかったのですが、油断していて…気づいたからよかったのですが。
 そのときの、彼女の受けたダメージの描き方がすごいのです。

 そして、そこからいくつかのことを考えました。それがいつの間にか「マリみて」にも関わってきたのです。今回はそのお話。かつては自分でも書いていたことを思い出し、SS仕立てにしようかと思ったのですが、書き始めようとしてあまりのこっぱずかしさに挫折…
 漫画版の「マリみて」の出来の良さが気に入っております。そんな中で気にし始めたことがありました。「白き花びら」において、小説版では聖に「見ただけで鳥肌が立つほど」に嫌われ、悪者扱いされていた、彼女の高校2年当時の担任教師についてです。漫画版では背景に退き、表情もわからないような描き方になっていました。
 ここで一つ前置きしておきますが、小説にせよ、漫画版にせよ、バイアスが強くかかった描き方になっていることと、この文章では教師寄りのバイアスをかけているため、受け止め方の差は大きくなっています。ただ、少なくとも、聖さまの様子を、成績のことだけを気にしていたかどうかはわからない、ということがあるのです。

 小説には、こんな風にあります。

−今までだって生活態度は良くなかったし、クラスメイトとの協調性が皆無であったのは変わらないのに、学業がおろそかになると目の色を変えて指導しようという担任の態度に嫌悪感を持った。(「いばらの森」Pp.253)

 確かにこのように書くと、担任教師は学業成績だけを気にしているようです。
 ところが、これは別の見方が可能なのです。
 かつて、女子高校の非常勤講師をしていた人にちょっと聞いてみたことがあります。

 ある時期まである程度の(高い)成績を保っていた学生が、突然、全体的に、大幅に成績を落とした場合、どうするか。

 答えはだいたいこんなようなものでした。

「深く踏み込むわけにはいかないし、デリケートな問題ではあるが、何もしないでいるわけにはいかない」

 つまり、当人に何が起こったのかをできる限り把握しなければならないということです。
 全体的な成績の突然の低下は、明らかに、当人が危機に陥っていることを示しているのです。高校は義務教育ではないとはいえ、学生を親から託されている以上、これを放っておくわけにはいかないのです。

 生活態度が多少ルーズであるというくらいでは、踏み込んで注意するかどうかといえば、その必要なしと判断されても無理はないでしょう。クラスメイトとの協調性があるかどうかというのも、指導する必要があるかといえば、実は特にありません。本人に著しい変化がある場合や、運営の妨害になるようなら別なのですが、協調性がないだけであれば、危機に陥っていない限り、特に干渉する必要はないと判断されるでしょう。加えて、聖はあの先代白薔薇様の妹になっており、側には蓉子がおり、完全に孤立してしまっていたのではありません。生徒のことにはできる限り干渉しない、というのであれば、注意を払いつつ様子を見る、というのが、突然の成績低下が起こるまでの教師の判断だったのではないか、と推測するのです。
 ところが、案の定というか、聖の成績ががくんと落ちた。一時期少なくなっていた欠席ももしかしたら多くなった。加えて、明らかにやせていっていたり、肌のつやがなくなったり、髪の毛に力がなくなっていったりしていた場合、それこそ大変な状況を示しています。
 ここでようやく「神戸在住(7)」とのつながりが出てくるのですが…

 それが示す可能性は、一つは神経性無食欲症いわゆる「拒食症」です。もう一つはうつ病です。彼女が実際にどのような状態にあったかはともかく、なぜ「大変な状況」なのかといえば、これらがともにかなり高い致死率を持っている症状であるということです。「メルクマニュアル家庭版」を見ると、ここでは具体的な数字を挙げるのは控えますが、とても無視できるものではありません。
 しかも、これらは何の前触れもないこともあるのです。成績の急激な低下がわかっただけでもいい方なのです。聖さまの場合、教師陣も噂も聞きつけてはいるでしょうから、むしろ「失恋した」ということなどに関する言葉が出てくるかどうかを確かめていたのかもしれないわけです。試験後の呼び出しでは、親が栞のことを聞いているかどうかや、自分の娘の変化をつかんでいるかなどを確かめていたかもしれません。

 ただし、繰り返しますが、ここではあくまでも教師が「精神衛生面を気遣っていた可能性がある」というバイアスをかけた文章になっています。小説版の文章では、そのような様子がうかがえないのが残念といえば残念です。リリアンのような、ある程度以上の成績を取る、まじめな生徒たちが集まった(女子の)高校であれば、現在では気にせずにいられない話題だからです。
(男子の場合は、神経性無食欲症(摂食障害)についていえば、リスクが小さくなります。この症状に陥る人の95%が女性という統計があるためです。しかし、その他様々なことが起こりうるため、いずれにしても注意を払う必要があります)

 「マリみて」作中ではもうひとり、同様の状態に陥った子がいます。
 「レイニーブルー」〜「パラソルをさして」での祥子様です。
 彼女の場合はまわりがほとんど気づかないうちに急激に症状が重くなった様子がうかがえますから、先生たちも気をもんでいたと推測できます。(だから、蓉子様がきたときに協力した)

 まあその…いずれにしても、誰もが陥る可能性のある危機があるということ、それを知る術がいくつかあって、その中に「成績の全体的かつ急激な低下」も含まれているということですね。

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