マリみて新刊「妹オーディション」表紙…とそれに向けて
新刊のタイトルが発表されてからおよそ2週間ほど経ちまして、新刊の発売までも残すところ後2週間…というところで、「MANGAOH CLUB[マリア様がみてる]」に、新刊の表紙が紹介されております。
…
……
………?
め、めめめめめめメイド服~!?
祐巳ちゃんと由乃さんが
メイド服~!!!??
……?
いや、違います。いつもの制服の上におそろいの白いエプロンをしているだけです。
しかし、祐巳ちゃんのリボン、白いです!
由乃さんまで白いリボンしてます!しかも、頭の上にちょうちょ結びしてありますっ!!猫耳に見えなくもありませんっ!(強引)たとえ中身がアレでも、これで「ごきげんよう」とかわいらしく挨拶されたら令さまでなくてもたまったものではありませんっっ!
一体何人の一年生を悩殺してゲットするする気なのでしょうかっ!!!
しかし、メイド服にしか見えませんっ!
制服が黒いから。
エプロンは令さまの趣味か!
それとも、単に学校の指定のものかな?
…もしそうだとすると、調理実習のときには…祥子様のメイド服風とか…乃梨子ちゃん・可南子ちゃん・瞳子ちゃんは同じクラスだから、3人がそろってあの格好で…うぉぉぉ
しかも、ティーポットにミニケーキ。英国風なのかな?「エマ」ファンなのにそこのところがまだよくわからない。
ちょっと、いや、思いっきりとちくるってしまいました。あははははは…暴走しすぎです。ゴメンナサイ。変なスイッチが入ってしまってます(by森薫)
ちょっとまじめに。小さな部活動(山百合会幹部(薔薇の館の方々)もその一形態と同等です)では、こじんまりとしているためにまとまりがよい反面、上級生や下級生と知り合う機会が少なくなるのはある意味仕方のないところなのですよね。それが、憧れや隔離と相まって、ますます増幅してしまっているのが、薔薇の館なのだと思うのです。そのメリットはこれまで以下さてきている面もかなり大きい(白チビ聖さま、志摩子さん、乃梨子ちゃん、おそらく瞳子ちゃんも可南子ちゃんも、由乃さんも)のですが、「妹選び」という意味では機会が減るというデメリットがあります。それを今回の「オーディション」に変わる「お茶会」でどうにかしようと言うことになる、というわけですけど、一つの交流会として面白いことも間違いないでしょう。
準閉鎖環境であるが故に、シェルターになりうるメリットと、距離が離れすぎるデメリットを、どのようにバランスを取っていくか。準閉鎖であるということは、準開放であるということでもあるのですが、これまでは「準開放環境」としての薔薇の館、という面をどのようにしてその機能を生かすのか。実は面白い局面にさしかかっていますね。かつてのバレンタインイベントでは、薔薇の館に一般生徒が大勢入ってくる、まではいきましたが、積極的交流こそが目的になるであろう今回のイベント、かなり面白そうです。
その中で気になるのは、可南子ちゃんと、特に、何より、瞳子ちゃんの動向です。大勢の人が集まる可能性があるそのイベントに、彼女は果たして参加するのだろうか?と。むしろ、遠慮してこない気がするのですよね。そして、帰って深みにはまってしまう可能性も…
柏木氏が絡んでくるとしたら、そのあたりかな?
それとも今回は、由乃さんの物語に集中して、彼の出番はなしかな?
いずれにしても、イベントの意味がかなり大きく、剣道の練習試合以降にも影響を与えそうな気がします。
追いつめられた感じのする由乃さんだけでなく、祐巳にとっても、瞳子ちゃんや可南子ちゃんにとっても正念場のような気がします。
令さまは…たぶんリリアン女子大に持ち上がるのでしょうね。それを考えれば、由乃さんに妹ができることの方がイベントとしては大きいのかな?ここは案外、問題の解決能力が高い(「黄薔薇革命」「黄薔薇注意報」参照。周囲の力の借り方も、自分たちでの解決能力も、他の薔薇様よりも上のように感じられます)ので、ちょっと楽しみです。
祥子様の方は…進路に関しても、いろいろと問題がありそうです、というより、問題山積しすぎで、柏木氏が絡まないわけがないとも思うのです。さて、どうなることやら。
まわりの声に焦らされずに、じっくりと物語を書いていただきたいな、と、一読者としてはそんなことを考えるのです。私は引っ張られるより、登場人物の扱いが丁寧でなくなってしまうのがもの悲しいなと。彼女らはすでに仮想の存在であり、ぞんざいに扱われるべきでない、消費されるべきではないと思うのです。
というわけで、最後はきちんとまとめてみました。
失礼いたしました。
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コメント
私も瞳子ちゃんの動向は本当に気になります。「エイミーの遺言書」なんて明らかに今後の重いシリアスを匂わせていますから・・・・・・
今まで漫画やアニメは観てきましたが、「マリア様がみてる」の心理描写はかなり丁寧なので、この小説は素晴しい反面、かなり応えます。
話は変わりますが、「トラックバック」の要領がいまいち掴み込めないでいますので、ほとんど適当に貼らせて頂いておりますので、ご理解の方よろしくお願いします。
投稿: mikky | 2005年3月18日 (金) 11時48分
ごきげんよう、mikkyさま。
すみません。猛烈にレスが遅れました。
新たに本文を書こうと思っていたら、課題が増えてえらいことになってしまいまして。
そうですねぇ、マリみては遠い世界、お嬢様たちの世界のように見せておきながら、それでいて(ターゲット読者という特定のカテゴリーではあるかもしれないけれども)身近な状態や環境や感情を取り上げますよね。その分堪える部分は堪えるし、親近感が湧くところも多いのだと思うのです。
投稿: 冬紫晴(管理人) | 2005年3月28日 (月) 00時13分