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2005年4月の投稿

マリみて・「妹オーディション」の瞳子ちゃんのこと

 アクセス解析を始めてみました。ココログのを使うので有料なのですけどね。
 始めて見たらびっくり。ものすごいヒット数です。想像以上の多さです。このブログは始めてからもう半年くらい経つので、最初の頃は少なかったでしょうけれど、解析を見るたびに嬉しいやら責任感じるやら、複雑です。「早く書け!」とせっつかれているかのように…
とはいえ、本業の論文も書かなければなりません。もしかしたらそれがもうすぐ一段落するかもしれないのですけど、それでも他にも忙しいことはあり、なかなかこちらの内容が充実してくれません。それでも少しずつ書いていきますので、どうか気長におつきあいいただければと存じます。
 ちなみに、カウンターがないのは、ポリシーだとかではなくて、やり方がわからないだけだったりするのです。

以下、感想です。

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マリみて・可南子ちゃんと静さま・マッチの炎とマリア様の星

 ごきげんよう。
 「英國戀物語エマ」第2話の放映がありましたね。1話に比べて全く見劣りしない作画の質、すばらしいです。また、絵コンテが実に見事でした…時間的な切り返しがうまく、すれ違う二人を時間・場所をずらしながら対比し、それぞれが重なり合って、それぞれを隠しているかのように見える…そんな感じがしました。誰かと思ってエンドロールを見ると、岡村天斉さんでした。なるほど。話には聞いていましたが、こんなことができる方だったんですね。前回には書きませんでしたが、オープニングの出来もよいのです。画面内にる大勢の人が、ほとんど全部動いています。しかも、様々な階層の。花売りの女の子もいて。(原作をご存じの方はおわかりでしょうが、「ここが大事なんです」。)第2話でいえば、傘屋の背景の書き込みと、日傘の作り込みといったら!作画の方本当にありがとうございます。

 さて、「エマ」のお話はこのくらいにして、このブログの本題に行きましょう。書きたいこと、書かなければならないことは多く、しかも論文は書かなければならず、どうしようかという感じなのですが、とりあえず書いておきたいことのリストを、覚え書きもかねてここに記しておきます。

・今回の話題:「静かなる夜のまぼろし」と「マリア様の星(『妹オーディション』収載)
・瞳子ちゃんの話題:瞳子ちゃんの一人称について
・瞳子ちゃんの話題2:クラスメイトとの距離と「銀杏の中の桜」での謎
・瞳子ちゃんの話題3:瞳子ちゃんのダブルメッセージ・閉じた魂について

 ということで、今回は可南子ちゃんと静さまの話題です。

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マリみて:可南子ちゃんの活躍;「妹オーディション」感想として

 ごきげんよう。オレンジが好きな気分なので、ものすごくオレンジなデザインになってしまいました。
 あまり時間がとれないので、これまでのような(超)長文ではありませんが、小出しにしていこうと思います。

 瞳子ちゃんは、案の定といいますか、さらに泥沼にはまっていってしまっているようです。それを心配している乃梨子ちゃん共々不憫ですね…

 それに対して、可南子ちゃんはフレッシュな気持ちでいるような描き方になっておりました。それがなにやら、彼女のこれからの活躍を期待させます。これまではただ、取り憑かれたように祐巳を護ろうとしたり、父や夕子先輩を、彼女自身よくわからないうちに拒絶しようとしていたりと、閉じた面が強かったのです。しかし、「オーディション」では、遅ればせながらバスケ部に入ってバスケットボールを再開するなど、追いつめられた状態ではなく、これからいろいろなことをやっていきたい、という意気込みのようなものが感じられるのです。

 可南子ちゃんは「これから自分の見つけた世界へ旅立つ」かのような展開になっており、それはどちらかといえば「ロサ・カニーナ」の静さまを彷彿とさせます。
 静さまはこれ以降しばらくの間、準主役級の登場人物として活躍しました。静さまの方は遠からず(3年生の卒業と同時に)リリアンを去ることを決めていたが、一方の可南子ちゃんの方はといえば、逆にこれからようやくリリアンに「入る」という状況にある、といえましょう。
 だから可南子ちゃんは、これからの活躍の方が、今までの役回りよりも多様になるはずだと思います。より彼女らしくなると予想できるからです。今まで遊撃的な登場人物には、蔦子さん、真美さん、三奈子さま、柏木、祐麒、卒業後の薔薇さま方、といった者がいましたが、1年生(祐巳の下の学年)にそのような人物がいなかったことを考えると、実は結構貴重です。乃梨子ちゃんはすでに薔薇の館の住人ですから…「山百合会幹部」の外であり、「リリアン女学園」の内にあり、それでいながら根っからのリリアンっ子ではない、面白い立場にあるといえましょう。

 そのように考えれば、「祐巳の妹にはならない」というよりも、「今のところ、姉を持つつもりはない」と言う方が、より彼女の気持ちに近いのでしょう。その気持ちの中に、祐巳も入っているだけのこと、ということですね。それも、祐巳がコメントしているような、「姉と呼べるのは夕子さんだけ」というよりも、「とりあえず今のところ、『お姉さま』の下にいる『妹』ではない立場で動きたい」というような、そんな気がするのですね。今の時点では、護られたり、支えられたりするよりも、自分で動いてみたい、そんなことを感じるのです。「妹は持つかもしれない」というのは、その現れかもしれません。
 ただ、まだ、「今のところ」と言うことであって、彼女はあと4ヶ月ほど1年生でいるわけで、その間に全く何も起こらないということもない、とも思うのです。それが何かは予測できませんが、いずれにしても、目が離せないものですね。

 ラストの方、瞳子ちゃんと可南子ちゃんが並んで剣道の試合を観戦していた場面も、非常に気になるところです。ただ、思うに、彼女らは待ち合わせて一緒に来たというわけではないのでは、と感じます。それぞれが、黄薔薇様も由乃様もいらっしゃる、ということを考え、単独で見に行って、会場で会ってしまい、そのまま何となく一緒に行動している、そんな感じがします。
 「オーディション」での瞳子ちゃんの様子や、可南子ちゃんのクラスの妙な雰囲気に対する力強いコメント(Pp.93末)と、それを裏付けるような行動を見るにつけ、瞳子ちゃんを守る一つの大きな砦になりそうな気がするのです。乃梨子ちゃんだけではなく…いや、乃梨子ちゃんより強力かもしれません。可南子ちゃんには「リリアンの中にしかない常識」はそう簡単には通用しない(乃梨子ちゃん以上に)、という強みがあるのではないかと思うのです。乃梨子ちゃんにもそれは十分にあるし、それ故にクラスの不穏な雰囲気を敏感に感じ取ったと考えられますが、可南子ちゃんの方がより大胆に動けるのではないか、などと思ってしまうのです。

 とりあえず、可南子ちゃんに注目して書いてみました。

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マリみて・「妹(スール)オーディション」読了後の感想

 ごきげんよう。
 教皇様、ヨハネ・パウロ2世が天に召されました。教皇様が主のもとで永遠の安息のうちに憩われますように。

 新刊「妹(スール)オーディション」がでて4日経ちました。手に入れて、読了いたしました。
 その前日には、「エマ」の5巻が発売になりました。…表紙をめくってみて…鼻血。ちゃんとメイド服着ています、顔以外の肌はちゃんと隠れてます、しかし…エプロンを取りかけています。その上ちょっと照れてます…失血。これはすごい。「ここが大事なんです」ね。
 「妹オーディション」発売の翌日には、アニメ「英國戀物語エマ」放映開始。…これも感心しました。テンポがほどよくゆっくり出あるにもかかわらず、動きが多い。しかも、ヒトやらものやらが非常に細かく、美しく描き込まれています。音楽もはずしていませんでした。「紅茶淹れギミック付き目覚まし時計」も動いたし。素晴らしい。一見の価値有りです。放送局が少ないのが難点ですね。

新刊については賛否両論あるようですが、私はこの作品は結構高く評価しています。ただ、「マリみてTT」のワトソンさまがおっしゃっているのと同じように予想していたことに反するようなことはほとんど起こらなかった、という部分はあります。ただ、それ以外に予想「外」のことは起こりました。笙子ちゃんの登場や、菜々ちゃん(新キャラ?)の登場のことです。
 瞳子ちゃんが不憫です。その瞳子ちゃんを心配している乃梨子ちゃんも。
 また、由乃さんが結構先のこと(令さまの卒業)を考えて、前向きに後輩を見ているのに対し、祐巳の方はといえばお茶会に祥子さまが参加すると思いこんでいるという始末で、まるで「お姉さまの卒業」ということを考えていない、あるいは逃げているように感じます。そのせいで、瞳子ちゃんの自分に対する切実な視線や不穏な雰囲気に対応しないのではないか、と、感じてしまいます。

 それ以外、細かなことはさらに長くなりますので、とりあえずここまでにしましょう。

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