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瞳子ちゃんのこと:"I mustn't take it, indeed!"

あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします

 さて。「マリみて」と「小公女」をGoogle検索してみると、このブログがトップにきてしまうのですよね。何だか複雑な気分でございますよ。私としては、瞳子ちゃんのことから"A Little Princess"という作品にたどり着き、そこからビクトリア時代のブリテン王国、そして森薫の「エマ」へと続き、色々と物思いが広がっていくのが時間の無駄のようでも楽しくあり、どうにも止まらないわけでございますよ。

 で、今回もまた「小公女」と「未来の白地図」の瞳子ちゃんのことです。

 瞳子ちゃんがクリスマスパーティーで演じて見せた場面について。
 この場面、「白地図」P.121の「『仕方ないわ。服はこんなにぼろぼろだし〜』」という台詞ですが、原典(原作)では台詞としてはありません。状況の描写と、「乞食に見えるとは想像もしていなかった」というセーラの心の内が書き留められているだけです。
 そして、無理に微笑もうとして、喉を詰まらせ、目は涙できらきらと光っている、という描写になります。
 で、祐巳が瞳子に申し出を断られたことを祥子に報告する場面。これとほぼ全く同じような描写があります。(P.171最後の行〜P.1726行目)
 まあ、それはそれ……いや、単にそう切り捨てられないように思うのですよね。というのは、また「小公女」原典に戻りますが、セーラが最初断った「施しの銀貨」を受け取った理由が「(銀貨を渡そうとしている)その子の顔には、心から親切な気持ちが現れていたし、受け取らなかったら胸が張り裂けそうなほどにがっかりしそうだったので、セーラはこれを断ってはならないことを悟った」(原典から訳しました)とあります。そしてセーラは、酷なことではあったけれど自分のプライドをポケットにねじ込むようにしまい込んで、頬を真っ赤に染めながら銀貨を受け取ります。

 で、祐巳に「妹にならない?」という申し出を受けて、瞳子ちゃんはどうしたかといえば、断ったわけです。結果は読んでの通りで、祐巳はまあ、ひどく心を痛めたわけです。たぶん、瞳子ちゃんは、この結果を予想しながら、そして、この場面を原作を読んで知っていながら断ったのではないかと考えます。そのため、彼女は「私はセーラのようないい子じゃない」と言っているのではないか、ということですね。

 ただし、そのままあてはめて読んでしまうわけにはいきません。
瞳子ちゃんは、自分のプライドを折りたくなかったから断った、ということではないでしょう、もちろん。そのあとの言葉「私が不用意な言葉を〜」の方が重要なことは確かでしょう。

 うーぬ、どうもこう、考えがまとまらない、散っていってしまいます。
 次は、エミリーとジョアナのことにでもしようか……??

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