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マリみて解題小ネタ集その2

論文の上製本が出来上がったので、受け取って、提出したりしてきました。
で、研究室によって、帰りがけ。

奴を見つけたのです。

あの、

ジンギスカンキャラメルを。

……誰が買ってきたんだこんなもん……

………………

……………………(-"-;;;;;

逃げました……
私には祐麒が足りませんでした……

え? 無理?
むしろ祐巳だったら、だまされて喰いそう?

小ネタ行きます。

その二。
志摩子さんもブラコン?説。
「あんたはそれしかないのか」みたいな話ですけど、まあご容赦ください。引っかかっている言葉があるせいなのです。
Pp.103~104のやりとりです。台詞だけ抜き出します。

兄「お前、平和や穏やかが嫌なのか」
妹「そんなこと……」
兄「お前、自分が家を出れば俺が帰ってくると思っているわけじゃないよな」
妹「そうなの?私がいなくなったら帰ってきてくださるの?」
兄「それは違う」
(中略)
妹「私、お兄さまがお嫁さんをもらって、家に帰ってきたって、すぐには出て行ったりしないわよ。だから……」

 歳も違えば顔も似ていない、昔から一緒にいてもきょうだいに見られた例がない(P.97)というのは、取り違えられたり冷やかされたりする福沢姉弟と対照させるためのものでありましょう。しかし、年の差があり、しかもほとんど接触したことがない兄妹となると、さらに別の事情も加わってくるようにも思うのですよね。
 そして、志摩子さんは「自分さえいなくなれば兄は家に帰ってくる」「兄が帰ってこないのは私のせい、私がいるからである」と思いこんでいる節がある。実際には兄と父との確執はそれとは関係ないのでしょうけれど、何らかの理由で志摩子さんは家が「平和でない」ことが自分のせいだと思いこんでいるのではないか、と。
 「未来の白地図」でケーキ作りを令さまから習っていたのも、おそらく兄の影響があったのだと思ってしまうのです。「お兄さまが作ったもの」「兄の大きなゴツゴツした手が、繊細な味のケーキを作り出す」ことなどが入り交じった、羨望と憧れがない交ぜになったような思いを感じたのです。
 それは、彼女がひどく兄のことを意識しているのではないか、ということを連想させるものでもありました。
 「自分がここにいていいのか」と彼女をさいなむ何かは、ここから(も)来ているのだろう、などとも。

 柏木と祥子、柏木と瞳子ちゃん、あるいは祐巳と祐麒、祐巳と柏木、等々など、色々比較してみるともっとわかってくることなのかもしれません。
 スールというものに関しても巻き込みつつ。

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