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「キラキラまわる」感想

ご無沙汰しておりました。

早速ですが、感想にまいります。

全体的な感じとしては、ちょっとこう、詰め込みすぎのためか、視点の切り替えが多いせいなのか、どたばたした印象がありました。せっかくだからもっと煮詰めてから、というか、じっくり見せて欲しいなあと思うところが結構あったんですよね。
卒業式間近、ということもあってか、いろいろ噴出しております。
一方では、今まではらはらどきどきさせられっぱなしだったところが落ち着いていることもあって、何となく波乱含みというか。卒業式手前の話と、これからの種まきをしている感じです。

・本を開いて
おお!噂には聞いていたけれど、可南子嬢がいる!
そしてようやく、ついに、瞳子ちゃんの肩書きが「紅薔薇のつぼみの妹(ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン・プチ・スール)」になりました。……長かったなあ。
姉妹になる前に「レイニー」状態をくぐり抜けてきた分落ち着いているんでしょう。たぶん。

・冒頭
前巻のラストと同じで、何となく「ラスト」っぽい感じもしますけれど……まあもちろん、願望としては続いて欲しいですけれどね。ある意味仕方がない、何せ卒業式が近い!
……すると懸案がまだあるんですよね。誰が祝辞を読むのか。祝辞を書く作業と、読むときのこと。それに関わる人々。「去年」は卒業する側のみによって語られた卒業式。さて今回は?

・「0」
大喜利に使えそうだな。「何があった?」と問わざるを得ない。

・おでこに『M駅』と書かれた○○○○が、バス停目指して滑り込んでくる
スミマセン。ダメな想像力が……
おでこと書いてあると『それ』に直結する思考回路にはどう考えても問題があります。

・年上好み
だってシスコンですもの(ぉ そのツッコミは微妙です……

・注意報再び
お互いにくすぶっている感じですな。卒業式が済んでもしばらく引きずるかもしれない。4月にならないと解決しようのないことかな。実際に菜々ちゃんが入学してからでないと。壁の厚さはここにも影響してますね。

・「どうってことない話」
……どっ……どぉうえぇぇぇぇぇ!? なにが「どうってことない」ですかっ
予想もしないところからピンポイント狙撃された感じでしたよ。びっくりしましたし、乃梨子ちゃん同様かなりショック受けましたよ。
それでも「もしかしたら」と予測させるような要素がないわけではなかったんですよね。タクヤ君の年齢など。しかし、これだけの要素からこの結論を導くのは短絡と思います。瞳子ちゃんに関しては、小公女、ジョアナといったかなり強い要素がありました。それに比べるとかなり小さい。
……思うに、これが「どうってことない話」になったのは、決定打としては乃梨子ちゃんと知り合ってからなのではないかなあと思いますよ。その前段階もありますけれど。祐巳や静様との出会いが大きかったかな?
少なくともこの話の段階において、本人にとっては「どうってことない話」になっているのは本当なのでしょうけれどね。まあ、ここに関してはまだいろいろ話題にできそうですよ。

物語をメタでみたとき、「後付けっぽい」という感じもしますが……これがもしかしたら、「扉」で発生した「予定外」のしわ寄せなのかもしれない、とか思いました。瞳子ちゃんに関する話の用意周到さからすると、兄登場の頃にはすでにあった設定のように思います。

・蔦笙もいいけど克美姉さまもね
「枯れ木に芽吹き」をふまえておくと、克美さんの変化がいい感じですね。それから武嶋伯父。

・祐麒の恐怖
いやたぶん、オバケより怖いものがあったのではないかと

・瞳子と可南子
たぶん本エピソードで一番楽しめた(読んでいる方も楽しめた)お二人。というか、いつの間にそんな仲良くなったのかしら。このあたり是非知りたい!ここまで気の置けない会話ができるほどになっていった過程を読みたい!

・(誉めている)
いやもう、ここはツッコミどころが多すぎて。とりあえず、「兄貴」はないだろう。祐麒が犬に見えます。「はいっ、ご主人様っ」としか聞こえないぞ。年度が替われば最高学年で生徒会長なのに、パシリ体質。その後のシーンも含めて。……まあだからこそ、女子軍に警戒されることも特にないわけでしょうけど。

・デッサン像の石像
どんな顔じゃい。
……たぶん、「華やかさ」とか「気障っぽさ」が抜け落ちた、静かな表情、ということでしょう。
やはり彼は……にへ
大切な人の、大切な話をするときの表情。彼の祐巳に対する信頼が伺えるシーンですね。この、隠れストイックな感じが好ましいですね。

・志摩子さんの挑戦
「志摩子さんがキャーキャー叫んでる」場面の描写は、小説という媒体は苦手としているでしょう。説明するしかない感じ。このあたりは映像(絵を含めて)が有利でしょう。というわけでイメージ画がほしいですね。
で、志摩子さんの今回の挑戦ですけど、これって前の話の、何というか……乃梨子ちゃんに対する罪滅ぼしのような意味もあったのかもしれない、というか。「あなたがいれば、私は大丈夫」という気持ちを、行動で確認した、示した、ということもあるかもしれませんね。これは、「同類」でつながっていたような聖さまにはできなかったことでしょう。

・蔦子さんのカメラ
ライナスの毛布……ビミョーに違うような?しかし、ここでの蔦子さんはいつもとずいぶん違う感じです。いい感じですよ。余計な力が抜けている感じ。これからが楽しみです。

・男子二人がゲラゲラ笑ってる
いったい何を発見したのだろう。

・今回のメインイベント
言うまでもなくメインイベント。

ツンデレ瞳子!ネコミミ可南子!

・携帯電話
あとがき。確かに、携帯電話があったら今回の話のほとんどがつまらないことになってしまいますよ。実際つまらないことになっているかもしれないとか思ってしまいました。

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